去る3月の27、28日に急遽思い立って尾道とその近隣島しょ部の方面へと旅立ちました。
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今回は費用圧縮の目的もあって往復を夜行バスで移動。体には堪えますが、飛行機や
新幹線の片道分で往復できるです。早朝に着くので活動時間が長く取れるのも魅力ですね。
岡山に到着後、JRにて尾道へ。久々に岡山駅に入りましたが、在来線の特急が
引っ切り無しに出入りしてた頃に比べると、些か静かになった感じです。
程なく来た各駅停車に乗ったのですが、なんと行く先方向で人身事故発生。地方
なので復旧ものんびりと2時間とか言われてしまったので、やむなく新倉敷にて
新幹線に乗り換え。
初っ端つまずきましたが、なんとか尾道到着。天気が良くて歩くには最高でしたが、
ちょっと冷え込んでました。何せ出た日に東京ではにわか雪でしたし。
今回は尾道は第一目的地では無かったのですが、行程上まる一日尾道で時間が
取れたので一日かけて"かみちゅ!"散策ということに。まずは基本の"神様御用達航路"と
件のベンチ波止場から。
海岸から一旦離れて路地裏に。昔、水道が無かった頃に主に使ってた井戸が今も
あちこち点在してます。そういった場所には大概何かが祭られているので、こうした
ちいさな神様ポイントが至る所にあるのが楽しいですね。
オバQ発見!実のところ昔からココにあった訳ではないですが、全く周りの景色との
違和感がないですな。
国道とJRを越えて浄土寺から山手方向へと歩を進めます。こんな鉄道模型の
レイアウトっぽい風景がまたいい感じで。
さて、とうとう「ゆりえ様邸」前に到着です。本編では尾道の対岸にある向島に
建ってる設定でしたが、モデルとなったこの家は尾道側にあります。
家はよく手入れされているのか、古いながらも綺麗です。尾道水道の見晴らしも
良くて、建てた人の気持ちがよく判る家です。ここは大林監督作の映画「ふたり」の
重要なシーンの場所でもあるので、見覚えがある人結構多いのではないでしょうか?
ゆりえ様邸の裏手の道を今度は駅方向へと戻って行きます。この頃になると
歩いたせいかだいぶ暖かくなってきました。
銭湯「日の出湯」と昼飯で入ったお好み焼き屋。
この銭湯、後に出てくる寿湯の主人の話ではなんと築100年超という超古参。
とてもそうは見えないですがね。今回ここは時間の都合で入れませんでしたが、
機会があれば入ってみたいと思います。
渡り廊下付き邸宅。尾道では時折見かけますね。時には路地をまたいでたり
してます。
「来福神社」こと御袖天満宮(みそでてんまんぐう)参道。大林監督の映画「転校生」で
主人公二人が転げ落ちて男女が入れ替わる有名なシーンの場所ですね。
さて、来福神社へと突入です。平日の昼間とあって境内には私一人とひっそりと
してます。「かみちゅ!」作中では随分と山の上でしたが、実際はそれほどでも
ないにしてもやはり石段を結構上がったところにあります。多少建物などが違う
のは、作中では他の場所と混ぜて使っているからです。
来福神社を後にして千光寺へと歩みを進めて行きます。
猫の細道と海雲塔。海雲塔のこのアングルは観光パンフとかでよく見かける
ヤツですね。
また海岸に出て神様御用達渡船で向島に。撮りたい場所があったのですが、最近
立ち入り禁止になったみたいでした。しかし代わりといっては何ですが、造船所の
間近を見下ろせる場所があったので満足。
尾道は戦時中に空襲に遭わなかった事もあって戦前の建物がかなり残っているのが
魅力の一つなんですが、近年は尾道市の人口減なども手伝って空家や廃墟、空地が
来る度に増えてます。なかなか根本的な解決策が見出せないのが何とも言い難いです。
右の木造家屋は最近では和製ガウディハウスとも呼ばれる昭和8年製のもの。中もなかなか面白そうですなあ。
今回目星をつけておいた物件の一つ、銭湯の寿湯。この日は金曜日で本来は
定休日ではないのですが、残念ながらお休み。翌日にリベンジする事にして
この日はここで探索終了とし、ホテルにチェックインしました。
長くなったので翌日の記事は別途・・・。